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電流駆動アンプが完成し、音出しのテスト&ヒアリングを行いました。
フルレンジ・スピーカー1発の時はバランスのとれた良い音に感動した
のですが、マルチウェーのスピーカーに替えると低域の量が増え、どう
してもバランスをとることができませんでした。
メイン・スピーカーはマルチウェーですので、早々に電流駆動アンプは
メイン・システム候補から脱落しました。
結局、真空管アンプの出力トランスをHATT AUDIO LAB.に発注しました。
2週間弱で巨大な出力トランス(2個で10Kg)が届き、仮付け状態でテスト。
出力はされたのですが、ひどいハム音です。磁束漏れを疑い、トランスの
距離やら向きを調整したり、シールド板を挟んでみたりのトライアル&
エラーを繰り返しますが、効果なし。電源系を疑い、ブリッジダイオードを
交換したりしてみましたが、これも効果なしでした。
回路図を数日眺めていて、高圧整流回路に使用しているチョーク・トランス
(コイル)に疑いの目をむけることとなりました。外して測定してみると
規定のインダクタンスの100分の1程度しかありませんでした。規格が異なる
ものの仮ならば使えそうなトランスが手持ちにあったので、接続してテスト。
見事!ハム音が消えました。犯人はチョーク・トランスでした。
原因は分かったものの、チョーク・トランスもTANGO製ですので入手困難です。
ダメ元でオークションを探してみると、値段は高価(新品時と変わらない)で
すが、中古品が見つかりました。即落札です。
チョーク・トランス到着後、即交換し、メイン・システムでの試聴を行いました。
CDでの試聴では、低域の量が増えてしまったかな?と感じましたが、ネットワーク
プレーヤー(LINN CLIMAX DS)では丁度よい感じです。 CDとネットワーク・
プレーヤーのどちらが基準たり得るかというと、これは圧倒的にネットワーク
プレーヤーですので、今度はCDのDAコンバータに.....(笑)。
というわけで、今、32bit,768KHzのDAコンバータの到着を待っています。
http://samsbar.blue.coocan.jp/
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